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2013/05/23

電気自動車をめぐる意外な盲点?

リンク: 深夜電力は使えない!?電気自動車購入時の意外な盲点とは | clicccar クリッカー.(2013/05/17)・・・多忙でブログ公開が23日になってしまいました^_^;

マスコミ?は事実をしっかりと調べてEVの本当の姿を伝えないと,筆者が言うように「EVを取り巻く状況は多難」でしょう。リンク先のページがclicccarデイリーランキングで一時は1位になるのですから,影響は大きいですし,困ったもんです。

ゴーン社長が「大いに失望している」と年頭のデトロイトモーターショーで発言したためか、30万円近くプライスダウンを果たした日産リーフ。

プライスダウンは良いことでしょうに,「そして」と続く文脈は以下のように悪いことでまとめてあります。「そして」なら良い方向で締めくくってほしいのもです。

そして、i-MiEVのリチウムイオン電池のトラブルもあり、「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金」の申請終了など補助金を取り巻く話も少々複雑と、EVを取り巻く状況はやや多難

ここでいう「i-MiEVのリチウムイオン電池のトラブル」は,正確には三菱のホームページにもあるように「アウトランダーPHEV等の電池のトラブル」です。今回問題になった電池はもともとアウトランダーの物からですし,i-MiEV にはトラブルを起こしたメーカー(リチウムエナジー ジャパン製)の物とは違う電池(東芝製)を積んでいるMグレードもありますから,「i-MiEV 電池のトラブル」というくくり方は誤りです。

また,「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金」は,2012年度の補助金が4月18日に締め切られたため,締切間際に申し込んだ人があてにしていた補助金を受け取れないこともあったようです。このことを差して「少々複雑」と書いているのでしょうが,複雑なところを池上彰さんのようにわかりやすく解説するのもマスコミの役目であるはずなのに,「多難」で切り捨ててしまうとは返す言葉もありません。

この記事の元ネタは国沢光宏さんの「EVは深夜電力が使えない」でしょうか。(ECOカーアジア エコカーアジアの右の欄の中にある「ECOカー基本情報」に同名のタイトルがあります)しかし,これは2010年の12月に書かれたもので,現在では状況が違います。(自動車会社がコンセント工事割引キャンペーンをしている場合もあります)

筆者の言う「EV購入時前の盲点」を整理してみると以下のようになるでしょう。「EVの恩恵を得るには初期投資も回収にもそれなりの費用と時間がかかる」ということが言いたいようです。

  1. 充電のためのコンセント工事が車両代とは別に必要
  2. コンセント工事に10万円前後かかる
  3. 電気代が安い「深夜電力」を使うにはオール電化住宅など条件が必要
  4. 日産で急速充電しようと思うと月額1500円の会費が必要

1については知らなかったとすれば「盲点」かもしれませんが,私の周りの人たちは何らかの電気工事が必要とはわかっているようです。

たとえば,私のEVを目の前に決まってある質問の中に「EVはどうやって充電するの。自宅で充電できるの。」というのがあります。普通の家では家電は100Vですから,EVも100Vで充電できるのか,まさか普通にコンセントに差すだけではないだろうと考えるからこそ,そんな質問になるのではないかと思います。ですから考えたこともない意外性という意味においての「盲点」とは言いにくいでしょう。

ただ,200Vで充電すると答えると「?」となるのが普通ですから,この場合においては「盲点」かもしれません。近年の一般的な家では,クーラーや食洗機などのために200Vが使えるにもかかわらず,それを知らない人が多いので,200Vの意味を理解することにすら時間がかかるようです。

コンセント設置工事には別にお金がいるとして,よく調べない人の「盲点」になりやすいのは,2の金額でしょう。筆者も日産の説明をそのままに受け取って,「工事費用は戸建て10万円前後かかるよう」としていますが,それはあくまでも日産からの紹介業者についてのことです。

私のところの場合は,i-MiEV 充電コンセント工事完了に書いたようにコンセントまで電線を引き回す距離が長くなったためと写真のような電力量計やタイマーといった余分な機器をつけたために知り合いの電気屋さんでも約8万4千円かかってしまいましたが,コンセントの設置場所が配電盤から近く,EV用のコンセント(希望小売価格3500円)をつけるだけなら,近所の電気屋さんに頼んで5万〜6万円でできるのではないかと思います。(コンセント工事割引キャンペーン

3の「深夜電力」については,国沢光宏さんが「EVは深夜電力が使えない」に書いているように2010年に問題にするのならいざ知らず,2013年の今では話題にするまでもないでしょう。三菱自動車がホームページで「さらに工夫すれば夜間の充電で、電気代を抑えることも」と書いているように,電気料金の安い「深夜電力」を前面に出してあたかもそれが基準であるかのようなことを強調してはいません。

私が住む関西では,関電がこの5月から「夜間時間料金」を8.52円から10.76円に上げました。円安に振れているのでますます関電の燃料調達コストが増えていくことは仕方ないことですが,円安にもかかわらずガソリン価格が下がっていることは私の中では「意外」です。(2013年3月期,関電は過去最大の赤字2434億円)

3の「夜間時間料金」は電力会社によって条件が異なることはEV購入を考えるときの「盲点」でしょう。関電ではオール電化住宅がその条件ですが,東電ではオール電化住宅でなくても『お得なナイト8』等の制度があります。

4の日産の月額1500円の会費は高額に思われるかもしれませんが,日産リーフのユーザでも会員にならなければ払わないですみますし,三菱のi-MiEVユーザならば日産での充電は30分で525円ですから,月に3回充電すれば元?を取ることができます。(三菱のi-MiEVユーザは日産の急速充電器利用の会員になることはできない)それ以上にどれだけ利用しても上限が1500円なのですから,自宅での充電を極力せずに頻繁に日産での急速充電を利用するというユーザもいるようですから,時間をかければかけるほど「EVの恩恵を得る」ことができるともいえるでしょう。

スマートハウスに住まなくても,EV以外の初期投資はそれほどでもないので,高いEV車両本体価格を払うことさえできれば,EVの恩恵を得るには思った以上に時間がかからないのです。

EVとガソリン車とのコスト比較(2011/09/04)

電気自動車のリアルな電気代に初めて言及したエコカー書籍(2012/01/06)

EVのデメリット(2013/01/19)

EVは本当に普及しない3(2013/03/15)

コメント

4.の日産で月額1500円の会費ですが、この会費で受けられるサービスは車の急速充電だけではありません。正式名称は「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム会費」というものです。サポート内容はディーラーでの充電はもちろん、点検・整備、リプログラミング、電話での24時間サポート体制、万が一の故障・電欠の際に発生するレッカー移動の費用(14Kmまで)、ナビゲーションシステム(要カーウィングス契約)によるEV関連情報案内などです。

(Webマスター:コメントありがとうございます。1500円の中身は電気代だけではなかったのですね(^O^))

こんな経済記事見つけました。
かつて、テレビ、ガソリン車、パソコンは大衆に手の届かない高価なものであった。しかい安くなった。
電気自動車が安くなる「歴史の法則」http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2010/08/post-1498_2.php

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